自立はしないといけない

私の実家は地方にあるのですが、両親から自立を迫られて家を追い出され東京に来ました。当面の生活費は両親が持つというVIP待遇なので両親の息子の自立にかける思いは相当なものです。ちなみに東京に来た理由は何をするにも選択肢が多そうだからという、ただそれだけです。

 

 

家探しは恐ろしく苦労しました。アルバイトすらしていない無職なので貸してくれないのですね。数ヶ月かけて家を貸してくれる不動産屋にたどり着き、父を保証人にするという形で借りることができました。無職が物件を探すときに頼る不動産屋は地元密着の不動産屋が良いです。宅建業免許番号の更新回数が10回を超えている有限会社みたいなところです。大手は厳しいと思います。タウ〇ハウジングにも足を運びましたが審査には通らないだろうと営業マンにはっきりと言われました。

 

最初の城の家賃は6万です。都内で6万ですから言うまでもなく酷い物件です。一応風呂とトイレはついていますが独立洗面台と洗濯機置き場がありません。特に辟易したのが壁の薄さによる騒音問題です。元々音に敏感でなおかつ実家が戸建てだった私には耐えられません。

 

現在住んでいる物件から一刻も早く脱出したいという思いが最近むくむくと芽生え始めています。引っ越すためには定職に就き所得を得る必要があります。源泉徴収票の提出を求められますからね。

 

私は別に「働いたら負け」だとは思っていませんが、昔から小銭を稼ぐために好きでもない労働に従事することに関しては否定的でした。しかし考え方を変えなければ、この牢獄のような環境から脱出できない。

 

長年無職を続けていた者としてはあるまじきことですが私は働くことを考え始めました。とても悲しいです。